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出産のおよそ8割は自然(普通)分娩ですが、ほかにもいろいろな出産法があります。出産には予想外のできごとも起こりうるので、いざというときあわてないため、ほかの方法も知っておきましょう。
<自然分娩>……陣痛が始まるのを待って、自然の流れにそって行う方法。陣痛から出産までは10〜15時間かかりますが、これには個人差があります。初産のとき、難産のときには、もっと時間がかかることもあります。
<計画(処置)分娩>……妊婦の状態などによって、なんらかの人為的な方法を使って出産を行う方法。無痛分娩や陣痛促進分娩、帝王切開などの方法があります。
●無痛分娩……
麻酔薬や鎮痛薬、東洋の鍼・灸などを使って、痛みをとり除く方法。麻酔薬の投与や鍼の技術などの面 で、信頼のおける病院を選ぶことが大切です。
●陣痛促進分娩……
陣痛が弱いときなどに促進剤を使用し、人工的に陣痛の強さを正常にして出産する方法。
●吸引分娩、鉗子分娩……
胎児が産道の出口付近まで来て、分娩の進行が止まったり、胎児が苦しいというサインを出したとき、経腟分娩を手助けする方法。
●帝王切開……
母親に糖尿病や心臓病などの合併症があるとき、あるいは胎児が産道をとおって生まれるのが難しい場合などに、子宮を切って胎児をとり上げる方法。
●ラマーズ法……
陣痛の痛みをコントロールし、リラックスするための呼吸法を事前に練習し、無痛分娩、あるいは会陰保護をする方法。すでに多くの病院で採用されています。
●アクティブバース……
水中分娩、座位分娩などの方法。水中分娩はお湯のなかで行う。座位 分娩は座った姿勢で、重力を利用して行うもの。どちらも妊婦をリラックスさせ、出産を少しでも楽にするための方法です(ただし、水中分娩は最近、感染や出血などのリスクも報じられているので、医師とよく相談してからにしましょう)。
最近は出産に夫が立ち会ったり、アクティブバースを希望する例が少しずつ増えつつあります。こうした方法は、産院側の態勢や施設が整っていないとできません。希望する場合には、可能な産院をあらかじめ選んでおく必要があります。