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もっとも考えられるのは、排卵期のホルモン分泌のアンバランスによる中間期出血です。排卵期かどうかは、基礎体温をつけていれば自分でもわかります(月経後1週間から10日程度)。病気ではないので、出血量がわずかなら心配ありません。
排卵期以外の中間期出血、あるいは出血が続いたり、量が多いときには受診が必要です。また更年期からの中間期出血の場合には、子宮がんなどの可能性も考えてみましょう。
月経の2、3日前から、あるいは月経後に少量の出血があるケースです。思春期や更年期などに起こりやすい機能性出血で、ホルモンバランスのくずれが原因となります。出血量が少なければ、それほど心配はいりません。
ただ長くつづく場合、とくに更年期の場合には一応、子宮がんなどの可能性も疑ってみるほうがいいでしょう。
妊娠初期には子宮が充血し、粘膜からの出血が起こりやすい状態になっています。少量の出血なら心配いりませんが、定期検診のときに医師に報告し、経過をみましょう。
とつぜん大量の出血があり、止まらないときには、まず流産が考えられます。下腹部痛をともなうこともあります。緊急を要するのですぐに病院へ行き、治療を受けてください。
月経が遅れていて、妊娠かどうかわからない時期に出血するケースです。いきなり出血があって、止まらないときには、妊娠初期と同じように流産の可能性があるので、すぐに病院に行きましょう。
出血とともに、かなり強い下腹部痛がある場合には、子宮外妊娠も考えられます。盲腸と間違えやすいので、妊娠の可能性があるときには、病院で医師にその旨を伝え、適切な処置をとってもらうようにしましょう 。
不正出血だけでなく、月経痛がひどくなった、月経量が多くなった、月経期間が長くなった、レバー状の血のかたまりが出るなどのケースでは、子宮筋腫が疑われます。人によって貧血や腰痛などの症状をともなうこともあります。
子宮筋腫は、子宮の筋肉部にできる良性のこぶ(腫瘍)です。筋腫が小さく、症状も軽いときには、しばらく様子をみます。筋腫が大きくなり、月経痛や貧血などの症状が重いときには治療が必要となります 。
初めてのセックスのあと、処女膜の裂傷で出血することがあります。ふつうは少量の出血で、1日〜2日で止まります。
セックスのときに腟や子宮腟部のびらん(ただれ)から、接触出血を起こすことがあります。びらんは成人女性によくみられるもので、こうした症状だけなら病気ではありません。ただ、びらんがひどく、セックスのたびに出血をくりかえすような場合には、抗生物質などによる治療が必要です。
セックスのあとの不正出血だけでなく、おりものに血が混じっている、おりものの量が増えた、悪臭がするなど、おりものの異常がみられるケースです。下腹部痛や排尿障害をともなうこともあります。
この場合には、子宮腟部のびらんのほか、子宮体がん、子宮頸がん、子宮頸管ポリープなど、いろいろな病気が考えられます。いずれの病気も初期には自覚できる症状が少ないため、不正出血やおりものの異常が重要なシグナルになります。早めに受診し、病名をはっきりさせることが大切です 。
不正出血だけでなく、茶色や黄色のおりものがみられるケースでは、子宮や腟などの炎症が化膿している可能性があります。子宮内膜炎や腟炎などが考えられ、下腹部痛や発熱をともなう人も少なくありません。
子宮内膜炎は、細菌感染などが原因で起こる子宮内膜の炎症です。出産、流産、中絶などのあとに起こることもあります。悪化して炎症の範囲が広がると、下腹部痛や発熱がひどくなるので、早めに受診しましょう 。
セックスのあとに出血がみられる人で、外陰部が赤くはれてかゆかったり、排尿時にしみて痛いというケースです。この場合には、子宮や腟の炎症でおりものが増え、外陰部のかぶれがみられたり、外陰炎を起こしていることなどが考えられます。
子宮や腟の炎症と、外陰炎には、抗生物質などの治療が必要なので、悪化させないうちに受診しましょう。日常生活でも清潔な下着を身につける、セックス時に不潔なことはしないなどの心がけも大切です 。
月経のあとも出血がなかなか止まらないケースでは、卵巣の機能不全によるホルモン異常、子宮内膜炎、子宮筋腫、子宮頸管ポリープ、子宮体がんなど、いろいろな病気が考えられます。病気によって治療法が異なるので、受診して原因を調べましょう。
閉経後の不正出血でもっとも多くみられるのは、萎縮性(老人性)腟炎です。これは女性ホルモンの減少によって女性器が萎縮し、腟などに炎症を起こすものです。ただ子宮体がん、腟がん、外陰がんなどの可能性もあります。閉経後に少量でも不正出血があった場合には、早めに受診してください 。
不正出血だけでなく、歯茎からも出血したり、ケガなどで出血すると止まりにくいようなケースです。この場合には、血液の病気(白血病や血小板減少)などの可能性もあるので、内科も受診するようにしましょう 。