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卵子と精子が出会うと妊娠する、そんなふうに簡単に考えている女性はけっこう多いようです。でも妊娠の仕組みは、なかなか複雑です。
排卵によって卵巣を出た卵子は、卵管内へと向かいます。その寿命はおよそ24時間。精子のほうは、1回の射精で2億〜4億個が卵子を目指して進みますが、卵管までたどりつくのは200〜500個程度。精子の受精能力は約3日です。大変な競争の結果 、卵管内で卵子と精子がようやく出会うと、受精が行われますが、それはまだ妊娠ではありません。
受精卵は分裂を繰り返しながら、5日ほどかけて少しずつ子宮へと向かいます。そして子宮内膜が妊娠にそなえて厚くなっていれば、そこにもぐりこみます(着床)。これでようやく妊娠が成立。受精からおよそ1週間もかかります。
受精卵が子宮内膜に着床するのは、成長のための栄養分をとるためです。そこで胎盤をつくり、へその緒を通して母親の血液から栄養分や酸素などを補給します。
妊娠すると、女性のからだにはいろいろな変化が表れます。
●月経が2週間以上遅れる
●基礎体温の高温期が3週間以上続く
●つわりの症状がある(吐き気、生つば、食べ物の好みの急変など)
●乳房が張る、乳輪が黒ずむ、おりものが増える
妊娠のサインがあったら、病院(産婦人科)で検査を受けて妊娠かどうかを確認しましょう。最近は市販の妊娠判定薬で調べる女性も増えていますが、使い方を間違えていることもあります。また判定薬では、ホルモン分泌が低いときや、子宮外妊娠、流産などの判定はできません。判定薬で陰性(妊娠していない)となっても、月経が止まったままの状態のとき、体調がおかしいときはかならず受診してください。