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朝起きると顔がむくんでいる、夕方になると足がパンパンにむくむ""そんな経験はありませんか。「むくみ」というのは、からだの皮下組織や体内の細胞内に水分が余分に溜まった状態のこと。健康な人でも疲れたときには、血行不良から軽いむくみが起こることがあります。
むくみには大きく分けると、「一過性のもの」と「病気などが原因のもの」とがあります。また、むくみの起こりやすい場所は、顔と足です。自分のむくみの状態を知って、生活の改善や病気の予防に役立てることができます。
一過性(一時的)のむくみには、たくさんの原因が考えられます。たとえば月経の1週間前頃に起こる顔のむくみは、月経前緊張症によるもの。症状が軽く、自然におさまる程度なら心配ありません。
睡眠不足や寝る前の飲食、塩分のとりすぎ、きつい下着による締め付け、更年期の不定愁訴なども、むくみの原因となることがあります。思い当たることがあったら、まずその改善を心がけてみましょう。
最近の女性に多くみられるのは、ダイエットにともなうむくみ。もしダイエット中にむくみが出たら、栄養バランスをくずしている可能性があるので要注意です。
立ち仕事や外回り仕事の多い女性にとっては、夕方になると足がむくむのが当たり前になっているかもしれません。原因は、筋肉の疲労によって血行が悪くなってしまうため。こうした疲労性の足のむくみは、ただ座って足を休めるだけではなかなか解消できません。
ときどきストレッチをしてふくらはぎを伸ばす、屈伸運動をして足の筋肉をほぐすといった運動で、足の筋肉の動きを変えてやるのが効果的です。また帰宅したら、ぬるめのお湯につかり、ふくらはぎを両手で軽く押すマッサージでケアをしておきましょう。
デスクワークなのに、足がむくむという女性も少なくありません。これは反対に、足の筋肉の運動不足から起こる血行不良が原因です。やはりストレッチや屈伸運動などで、足の筋肉をときどき動かしてやることが大切。腰掛けた姿勢のままでも、30分に1回程度、つま先とかかとを交互に上げ下げしたり、足首を軽く回したりして、筋肉をほぐすと、むくみの予防になります。
足のむくみは、慢性化すると下半身太りの原因となることもあるので、あなどれません。
むくみがよく起こるという人は、まず食生活を見直してみましょう。塩辛いものが好きな人、深夜に飲食する人、好き嫌いが多い人には、むくみが起こりやすい傾向がみられます。
反対に、むくみを解消する栄養分には、筋肉疲労の回復に役立つアミノ酸(大豆食品や肉類)、タンパク質の代謝に欠かせないビタミンB6(サンマ、カツオ、マグロの赤身、大豆食品)、そして毛細血管を丈夫にするビタミンP(ソバや、ミカンなどの柑橘類)などがあります。こうした食品を上手にとり入れて、むくみの予防と解消を心がけてください。
むくみがいつまでもつづいたり、ひどいむくみが起こる場合には、病気との関連も疑ってみる必要があります。
「腎臓病は顔から、心臓病は足からむくむ」といわれます。腎臓病の場合には、顔のむくみだけでなく、からだのだるさのほか、悪化すると血尿やタンパク尿もみられます。心臓病の場合には、息切れなどの症状のほか、高血圧症をともなうこともあります。どちらも、むくみ以外に自覚症状があまりないので、健康診断でチェックすることが大切です。
若い女性に比較的多いのは、甲状腺機能低下によるむくみ。まぶたやひたい、唇などにむくみが起こります。からだの新陳代謝が低下するため、無気力になったり、汗が出にくくなる傾向もみられます。
妊娠中の女性には、妊娠中毒症によるむくみが起こることがあります。軽症の場合には足のむくみ程度ですが、悪化すると全身がむくみ、危険な状態になることもあるので早めに主治医に相談して下さい。