HOME
サイトマップ
リーガルノーティス
プライバシーポリシー
運営母体について
かしこい患者学
ドクター相談室Q&A
知っておきたい
女性のからだ
日常の予防
健康チェック
婦人科医を
パートナーに
監修の先生
オンライン健康診断
月経周期表
メールマガジン
テーマ募集
プルダウンがご利用になれない方は
こちら
女性ホルモンのエストロゲンには、骨のカルシウム量を維持する働きがあります。そのため女性の骨は、月経のはじまる年齢から骨量が増えはじめ、20歳頃にピークを迎え、30歳代もしばらくそのまま高い値を維持します。その後は年齢とともに骨量も少しずつ減り、やがて個人差はあるものの更年期になるとエストロゲンの減少によって骨の密度が大きく低下します。これが自然のサイクルです。
ところがさいきん20代、30代の若い女性たちに、骨がスカスカ状態の人が増えています。その原因は、慢性的なカルシウム不足と、無理なダイエット。この世代の女性たちは平均すると、1日に必要とするカルシウムの80%程度しかとっていません。そのうえダイエットの影響でいっそうカルシウム不足となり、さらに無月経などで低エストロゲン状態になると骨量の最高値が低くなり、骨の老化が早まってしまうのです。その影響は、腰痛や背中の痛み、ひどい肩こり、イライラ、物忘れなどとなってあらわれます。
骨には、血管とのあいだでカルシウムをやり取りし、体内のカルシウム量を調節する役割があります。体内のカルシウム量が不足すると、骨はわが身を削ってカルシウムを血液中に補給しようとします。そのぶん骨のカルシウム量が減り、密度も低下します。若い女性でも極端にカルシウムが減ると、骨粗しょう症を起こすのはこのためです。
女性はもともと、男性と比較すると体内のカルシウムのストック量が少なめです(男性の約80%)。そのためカルシウム不足による骨への影響をうけやすく、またいったんスカスカ状態になると立ち直りにくいという特徴があります。この傾向はエストロゲンの減少などによって、高齢になるほど強まります。それだけに若い頃から、骨の強化を心がけておく必要があるのです。
骨を丈夫にするには、適度な運動やビタミンDも大切ですが、基本となるのはやはり十分なカルシウムと、エストロゲンの円滑な働きです。牛乳やヨーグルト、小魚などを日常的に食べてカルシウムをとること、そしてエストロゲンの働きをさまたげる不摂生(無理なダイエット、慢性的な睡眠不足、過度の飲酒や喫煙)をしないことを心がけましょう。女性にとって、骨は老化のバロメーターであることを忘れずに。