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ドクター相談室Q&A
Q&A 性感染症
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Q 性感染症で子宮頸がんになるって本当ですか?
A  本当です。子宮頸がんの90%以上の人に性感染症ウイルスである「ヒトパピローマウイルス(以下、HPV)」が検出されています
 HPVの感染は一度の性行為から起こることもありますが、確実ではないものの、若い時期からの性行為、複数の男性との性交渉、パートナーが複数の女性と性交渉を持っていた、不衛生な性行為、妊娠・出産などが、より子宮頸がんの高い危険因子となっています。
 HPVはよくある性感染症で、性行為をしたことのある女性の50〜80%の人が、10〜30代初期で感染すると言われています。大半の人は体に自然に備わっている免疫力によって、ウイルスを追い出し感染が治ってしまいます。しかし、一部の人では細胞の中にHPVがいすわり、慢性の感染が続き、やがては子宮頸がんになることがあるのです。
   
Q HPVに感染するとどんな症状がでるの?
A ほとんど自覚症状がないので、注意して

 HPVは100種類ほどが確認されていいますが、どれが感染しても自覚症状がほとんどありません。
 ですからコンドームを使わないセックスや、複数の男性との性交渉のある人は、安心のためにも一度、婦人科で検診をすることをおすすめします。
 すでに不正出血や月経困難などの症状がある場合には、早急に婦人科へ行き、病気なのか、問題のないものなのか、原因を突き止めることが先決です。
   
Q 性感染症による子宮頸がんを防ぐ方法を教えて
A セイフティーセックスが子宮頸がんからあなたを守ります

 セイフティーセックスに勝るものはありません。セックスの時には、射精の時だけではなく、挿入の最初からコンドームの装着を。性感染症の中には口に発症するものもあるので、男性からフェラチオを求められた場合にも、コンドームを付けてもらったほうが安心です。
 また、不衛生なセックスをさける為に、行為に至る前には必ずシャワーを浴びたいものです。パートナーと共に生殖器だけではなく、手もきれいに洗う、うがいをするなど、万全の予防対策ができればベストです。
 さらに、性感染症は免疫力が低下しているとかかりやすいので、日頃からバランスのよい食生活と、充分な休養・睡眠を取るようにこころがけましょう。
   
Q 最近、セックスの後に出血し、おりものの色やにおいが気になるのですが?
A 不正出血が続くなら、はやめに病気を特定し治療を

 おりものに血が混じっていたり、量が増えた、においがきつくなった、下腹部痛や排尿障害がある……、そんな場合には子宮腟部のびらん(ただれ)が、摩擦によって出血している場合があります。腟部のびらんは成人女性に多少なりとも認められるので、病気ではありません。
 しかし、セックスのたびに出血するようであれば、なにかの病気かもしれません。子宮頸がん、子宮体がん、子宮内膜症、子宮頸管ポリープなどの心配もありますので、早めに婦人科を受診し、病気を特定し、治療しましょう。
   
Q 婦人科は恥ずかしくて、検診に行く気になれません
A 子宮がんは女性なら誰にでも起こりうる病気。
一刻も早く検診を受けて、安心した毎日を

 まずは地方自治体で行っている集団検診の案内が来た時がチャンスです。子宮頸がんなら20歳以上、子宮体がんは不正出血など気になる症状があった場合に検査を受けることができます。
 婦人科系の検診は面倒だから……と、先延ばしにする人が多いのですが、子宮がんは女性なら誰にでも起こりうる病気です。一刻も早く検診を受けて、安心した毎日を過ごしましょう。最近ではレディースクリニックなど、女性の体をトータルケアしてくれる病院や、女性医師のいる病院やクリニックも増えてきました。自分が受診しやすい病院を探してみましょう。
   
Q 検査の前にしたほうがいいことや、してはいけないことを教えてください
A  問診に備えて、前回の月経開始日と終了日、月経周期、不正出血の有無、性交痛の有無、おりものの状態に変化があるかどうか、月経困難であるか、下腹部に痛みやハリがあるか、などを確認しておくとよいでしょう。
 また、検診前日には、セックスは避け、普段の状況がわかるように、腟内洗浄は行わないようにしてください。
   
Q 検査って痛いの?
すぐ終わるんですか?
A  子宮頸がん検診は、子宮出口付近を軽く擦って細胞を取るだけです。1、2分で済みますし、痛みも出血もありません。安心してください。
 受診のタイミングは、月経終了直後からがベストタイミングです。
   
Q コンドーム以外に、性感染症の感染を防ぐ方法はないのですか?
A  今のところ、コンドームが最上の予防策です。日本で、避妊法としてのピルの解禁が遅れたのも、ピルの服用によってコンドームを利用する人が減るのではないかと懸念されたことがひとつの原因とされています。

 欧米でもエイズの登場以来、コンドームの消費量が増えています。自分が感染してしまった場合、パートナーに感染させないためにも、コンドームの装着が必要であることを忘れないようにしてください。また、男性用コンドーム以外にも女性用コンドームがあることも知っておいて下さい。
   
Q 性感染症は、一緒に入浴したり、キスからもうつるのですか?
A  基本的に、一緒に入浴することでは感染しません。軽いキスでも感染はありません。しかしエイズの場合、舌を口の中に入れるような濃厚なキスをすると、唾液が交換されるため感染の危険性もあるとされています。

 基本的に、性感染症は性器などの粘膜の接触から感染します。したがって,性器と性器、あるいは性器と肛門、性器と口などの接触によって感染するのが中心的な感染経路です。
   
Q 性感染症に感染していることがわかりました。パートナーにも伝えるべきですか?
A  これは非常に大切なことです。あなたが性感染症に感染しているということは、性関係があるパートナーに感染している危険性も非常に大きいと考えなくてはなりません。逆に、パートナーが感染源であることもあります。

 いずれにしても、同じ病気に感染していれば一緒に治療を受けなければ意味がありません。あなたが治療しても、パートナーが感染していればまた感染してしまうからです。これをピンポン感染といいます。

 なかなか言いずらいという気持ちはわかりますが、必ずパートナーと一緒に治療を受けて下さい。



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