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ドクター相談室Q&A
Q&A パニック障害
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Q 日常生活でとくに注意することはありますか?
A パニック発作は前述のようにある種の物質で引き起こされることが知られています。 カフェインや二酸化炭素によって発作が誘発されることがわかっています。ですから、カフェインを含む飲み物や空気の悪い場所にも、注意しましょう。また、カゼをひいた時に発作が起こりやすい人もいますから、やはり体調を整えておくことも大切です。
 
Q 新しいタイプの抗うつ薬は、どのように働く薬なのですか?
A 新しいタイプの抗うつ薬は、SSRIとSNRIとよばれる抗うつ薬です。

脳の中で、情報伝達に働く化学物質にもいろいろなものがあります。従来の抗うつ薬(3環系抗うつ薬)はその多くに作用してしまったので、それだけ副作用も多かったのです。ところが、SSRIはセロトニンのみ、SNRIはセロトニンとノルアドレナリンに限定して作用し、その働きを正常化します。余分な働きをしないので、それだけ副作用も少ないのです。
 ただ、全く副作用がないというわけではなく、SSRIでは頭痛や吐き気などの消化器症状、不眠、イライラなどの副作用が報告されています。しかし、従来の抗うつ薬に比べると副作用は軽いことが多く、その分患者さんにとってもまた薬を処方する医師にとっても使いやすい薬と言われています。ただ、十分な効果 が出るまでには、薬を飲みはじめてから2週間ぐらいかかります。SNRIは、まだ昨年日本で使われるようになったばかりの新しい薬ですが、やはりSSRIと同じように副作用が少なく、また効果 が出るのはSSRIより早いのではないかともいわれています。

どちらの薬も、うつ病だけではなく、精神疾患に幅広く効果があるのではないかと期待されています。
Q パニック発作と似たような症状を起こす病気には、どのようなものがあるのですか?
A これは、かなりいろいろな病気があります。不整脈や狭心症では動悸や呼吸困難、強い不安感などパニック発作と似た症状が現れますし、ぜんそくによる呼吸困難も不安感の大きなものです。薬による中毒で似た症状が起こることもあります。女性に多い甲状腺機能亢進症や低下症、月経前症候群や更年期障害もまぎらわしい病気です。

甲状腺機能亢進症では、甲状腺ホルモンの働きが高まるためにに新陳代謝が活発になり、ちょうどいつも運動をしているのと同じような状態になります。つまり、暑がりになり、心臓の動悸や息切れ、ふるえ、疲労倦怠感などに襲われます。一方、精神疾患では過呼吸症候群もまぎらわしい病気です。過呼吸症候群では、急に息苦しくなり呼吸が早く浅くなるために、体内の二酸化炭素がどんどん排出されて、しびれやケイレン、動悸などが起こります。この場合、紙袋などをかぶって自分の吐いた息を吸うと良くなります。症状は似ていますが、しびれやムズムズした感じが過呼吸に続いて起こるのに対し、パニック障害の場合はしびれやムズムズした違和感が過呼吸より先に起こるのが、ひとつの目安とされています。
いずれにしても、発作の影にこうした体の病気がないことを確かめる必要があります。



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