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ドクター相談室Q&A

Q&A 甲状腺の病気


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Q 甲状腺機能の異常は、どのようにわかりますか?
A 他の病気と混同されて見逃されやすい甲状腺の病気ですが、日常で気が付いたことからわかることがあります。たとえば抜け毛が多くなる、爪がのびるのが早くなる、首が腫れてきて洋服の襟がきつくなる、目が見開いたようになる……などの症状があります。

女性で特に出産後の場合には甲状腺ホルモンが乱れやすくなりますが、治療でじきに治ります。
 
Q バセドウ病と言われました。重たい病気なのでしょうか?
A バセドウ病は、1000人に2〜6人いるといわれる女性に多い病気です。簡単にいってしまえば、甲状腺ホルモンが必要量より大量に増えてしまう病気です。血液中に多く流れ、全身の新陳代謝が活発になっていしまうのです。顔つきや目つきがきつくなり、眼球突出で気づく人もいます。手先の震えや体重減少などがよく見られます。

治療法は飲み薬で、甲状腺ホルモンを正常な量にコントロールしていきます。
 
Q バセドウ病の眼球突出は眼科ではなおらないのでしょうか?
A 眼の変化は外見上めだちますから、気落ちはわかります。しかし眼に対する特別な治療を必要とする「バセドウ病眼症」は、バセドウ病の人のは全体の約3〜5%です。甲状腺ホルモンの分泌が正常になると、眼球突出もおさまってきます。「バセドウ病眼症」と診断された場合は、専門の眼科医に相談しましょう。
 
Q 健康診断で甲状腺が少し腫れていると言われました。心配です・・・。
A 腫れが気になる場合には、超音波検査で大きさを計測し、血液を採って甲状腺ホルモンの量を測定します。腫れがある状態でも甲状腺ホルモンの濃度が正常な場合は、治療の必要はありません。

もし、その腫れがしこりに変わった場合は、ごくまれに悪性のものがありますので、注意が必要です。
 
Q 橋本病と診断されました。どんな病気ですか?治りますか?
A 甲状腺ホルモンが足りない病気が橋本病です。橋本病ではのどぼとけの下全体が腫れています。通常は甲状腺に痛みがあるわけではなく、自分で気付いたり周囲の人に言われて気付いたりすることが多い病気です。症状としては、すべてが老けていくような症状がでます。無気力で頭の働きが鈍くなり、もの忘れ、いつも眠い、受け答えがゆっくり、冷え、むくみ、皮膚の乾燥、髪が抜けるなどの症状がでます。

橋本病は特定疾患に指定されていますが、いわゆる難病ではありません。甲状腺機能が正常なら、特に治療は不要です。
 
Q 産後甲状腺機能異常症とはなんですか?
A 産後、甲状腺の異常が見られることが多くあります。バセドウ病(甲状腺ホルモンが増える)や橋本病(甲状腺ホルモンが足りない)となり、マタニティブルーになることも多いです。産後うつにならないように注意が必要です。

通常は治療を必要とせず、一年前後で症状が改善していきます。以前から甲状腺機能の異常がある場合は医師にあらかじめ相談しましょう。



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