妊産婦のメンタルヘルスと産後ケア事業に関する研修

市町村の母子保健担当者及び産後ケア事業を実施または導入を検討している医療機関等の助産師等を対象に、事業の展開や支援の在り方についての理解を深めることを目的に研修会を行った。はじめに、厚生労働省子ども家庭局母子保健課より、産後ケア事業ガイドラインの概要等について説明がなされた。続いて各講師より、産後ケア事業の必要性やその効果、望まれる支援内容等についての講義があった。さらに精神科医からは、見た産後うつが様々な事柄を引き起こしている実情の紹介に加え、その支援のために必要なツールや専門職に期待されること等お話しいただいた。すでに取り組んでいる自治体からは、取組の経緯や主な事業内容、利用者の声やメンタルヘルスへの支援について具体的なケースを基にご発表いただいた。また、ディスカッションでは同規模の自治体同士で、妊娠期から切れ目ない⽀援をしたり、妊産婦のメンタルヘルス⽀援を充実させたりするために必要なことについてディスカッションが行われ、全体で共有した。